今回は、2019年4月に開校したセブ島の語学学校Four Wordについてお話したいと思います。
何を隠そう、僕はこの学校の初代マーケティング担当者であり、開校当初から卒業生の体験談や口コミなどをまとめる役務もこなしていました。
ということで、早速みていきましょう。
自分が務めていた職場だからとか、社長やマネージャーと仲良しだからという低俗な忖度は一切なしで書いてます。
目次
カリキュラムの質はセブ島で随一

カリキュラム開発は、ゼネラルマネージャーのYumi(@YumiFW1)さんという方が担当しています。
SLAに基づいた超合理的なカリキュラム

Four Wordのカリキュラムは第二言語習得論(SLA)という、人が第二言語を習得するプロセスを研究する理論に基づいて設計されています。
そうすると何がどう良いカリキュラムなのかを解説します。
- 不要不急な勉強はしない
- 根性による暗記ではない言語習得
- 世界で通用する発音
効果としては、これらを期待することができます。
01・不要不急な勉強はしない
Four Wordでは一切の無駄を省いています。つまり、
これまでこうしてきたからあなたもこうしてください。
という非科学的なやり方を嫌います。
英語とは一口にいっても、様々な要素で出来ています。ざっくり四技能(読む、話す、聞く、書く)に分けることも出来ますし、さらに具体的な文法力、語彙力、そもそものコミュニケーション能力など、かなり多くの要素で言語習得は成り上がっています。
簡単に言えば、これまでの語学学校がお腹が痛い患者にはとりあえずロキソニンを処方していたのに対し、Four Wordではお腹のどこが痛いのかを調べ直し、その上で最適な薬を処方するということです。
無駄のないカリキュラムです。
02・根性による暗記ではない言語習得
もちろん言語習得には根性は必要です。0には何を掛けても0です。
しかしながら、文法書を丸暗記するようなナンセンスな授業はFour Wordでは実施していません。あるいは、フレーズの丸暗記からの「Repeat after me」などの無意味なこともしません。
全て説明すると2万文字くらいになりそうなので1つだけ、紹介しますが、シャドーイングがその例です。
マンツーマンにはシャドーイングが含まれています。
このシャドーイングを正しく行うことで、感覚的に正しいセンテンスや発音が身に付くようになります。
03・世界で通用する発音
フィリピン人講師による「私が聞き取れるからいいか」という主観的な指導は行っておらず、グローバルスタンダードな英語の発話が出来るようになるまで徹底的に発音を矯正されます。
日本人であれば誰もが日本訛りの英語を話しますが、Four Wordでのトレーニングによって、フィリピンだけでなく、世界で通用する英語の発音を身に着けることが出来ます。
授業は25分×2を12セット

Four Wordの授業スタイルは他の学校とは大きく異なります。
まず、1クラス50分が業界の常識であるのに対し、Four Wordでは「25分×2」で1クラスとしています。
その理由は、集中力維持のポモドーロテクニックに基づき、生徒が集中力を最大限高められるようにするためです。
25分のあとに5分休憩があり、その後25分で1クラスです。
最初は忙しなく思うかもしれませんが、慣れます。
講師は1日2時間のトレーニングがマスト

Four Wordでは15時には全クラスが終了します。その後生徒は自由時間ですので、遊びに行くも良し、自習するも良しとなります。
が、講師はその後2時間のトレーニングを行います。
ある時は日本人がフィリピン人講師に日本語の授業を行ったこともありますし、インターン相手に実演し、講師同士でアドバイスをし合うなどを行うこともあります。
ちなみに日本語の授業を行った理由としては、第二言語を習得する難しさというのを再度理解してもらうためと、日本語を学びたいというフィリピン人講師が多かったためです。
講師トレーニングは基本的にYumiさんが自ら担当しています。
教室も業界標準を無視したスタイル

セブ島留学の業界標準といえば、キュービクルというマンツーマンルームで授業を行うスタイルです。
しかしFour Wordではキュービクルを採用せず、広い空間に一定の距離を保ち机が配置されています。
理由は大まかに3つあります。
- 適度な緊張感を保つため
- 実際に英語を使う場面を想定して
- 授業クオリティの担保
適度な緊張感を保つため
まずは適度な緊張感を保つためというのが第一の理由です。
人は他人からの視線があると、だらけることが出来ません。理由はシンプルで、他人にサボっている情けない姿を見られたくないからです。
それは講師も同じです。後述しますが、講師もこれによる適度な緊張感を持って常に授業を行うようになるという仮説に基づいています。
実際に英語を使う場面を想定して
次に、実際に英語を使う場面を想像してください。
自分とニコニコしている講師だけの空間で英語を話す場面と、大勢の人がいる中で話す場面、どちらの方が多いでしょうか。
圧倒的に後者のはずです。
英語を習得した後に誰がいても恥じることなく英語を話すことができる姿勢を身に着けるためにも、キュービクルを設置しませんでした。
授業クオリティの担保
最後が授業クオリティの担保のためです。
マンツーマンルームに入ると、中でどのような授業を行っているのか、言い方は悪いですが、監視できる状況ではなくなります。
そうすると、必然的に授業とは関係のない無駄話や世間話などで授業時間を浪費することも増えてしまいます。
Four Wordでは、この浪費をなくし、適度な緊張感を保つことによって講師も生徒も授業に集中できる環境を目指し、キュービクルの設置を省きました。
留学中の自由すぎるライフスタイル

Four Wordでは、朝食は無料で提供されますが、昼食・夕食は各自で手配することになっています。
また寮では自炊も可能なため、まるでワーホリや欧米留学と同じような生活環境を手に入れることが出来ます。
もちろん門限も、アルコールの持ち込み制限もありません。
Four Wordにおいては、シングルより複数人部屋をおすすめしています。理由は、留学生同士で夜ご飯の準備をしたり、共にお酒を飲んだりすることが可能だからです。
僕はブログ執筆用にシングルルームにも複数人部屋にも滞在していましたが、やはり複数人部屋の方が圧倒的に楽しかったです。
土日は勉強会などを開き、夜はギターを弾いてみんなで歌ったりもしました。
生活費に関して

昼食・夕食は各自となりますので、その分生活費はかかります。
Four Wordの寮や学校付近には日本食レストランがいくつかありますし、マクドナルド、セブンイレブン、カフェ、中華ファストフード、ローカルレストランなどもあります。
1ヶ月の食費については、おおよそ2~3万円程度かと思います。
もちろん人によって異なりますが、毎日外食をした場合は3万円は見積もった方が良いかと思います。
そのほか、遊びや日用品の購入などもあります。
月に5~6万円は少なくとも見積もった方が良いでしょう。
節約については、Four Wordでインターンをしていたアニーさんがこちらの記事で紹介しています。
[clink url=”https://cebu-standard.com/2020/02/24/setsuyakujutu/”]Four Wordの評判・口コミまとめ

Four Wordのマーケティング担当者として、毎週卒業生にインタビューを取っていました。その際は、良い点も悪い点も忖度なしで正直に教えていただくようにしていました。
それら両方をかいつまんでこちらでご紹介いたします。
Four Wordの良いところ
他校でも3ヶ月留学していましたが、インプットの質が一線を画しています。シャドーイングによってリスニングはかなり上達しました。
文法のクラスもありませんが、感覚的に使えるようになります。
Bさん(10代)
学校では習わなかった新概念のオンパレードでした。なぜ英語が聞き取れないのか、理解することが出来ました。
また一般的な英会話スクールやオンライン英会話では不可能なレベルで発音の矯正をされたので、以前よりも聞き返されることが減りました。
Bさん(30代)
スコアは入学時から2倍以上伸びましたが、数字だけではなく体感で自分が英語を理解できていることがわかるようになりました。
今の自分に何が必要なのか。それを明示してくれる学校だから、自習にも迷いがなくなりました。帰国後も勉強を続けられそうです。
Kさん(20代)
自由度が高くてよかった。
門限があったり、構内での規則が多いとまるで監獄にいるようで気分が憂鬱になりそう。
Yさん(20代)
Four Wordの残念なところ
毎日食事を選ぶのが面倒くさかった。
実家暮らしで自炊をしないので、自炊も面倒だし、何を食べるのか考えるのも面倒だった。
Yさん(20代)
比較的社会人の方が多くいたので、社会人の方が向いてる学校なのかなと思いました。
Kさん(10代後半)
超初心者だとついていくのに必死かもしれないです。
日本である程度勉強してからFour Wordに留学すればより効果を感じられるかもしれないですね。
Hさん(20代)
Four Wordに留学してほしい方

僕が考えるFour Wordにぜひ留学してほしい方をご紹介します。もしこれに当てはまるようでしたら、ぜひご相談ください。
- TOEIC450以上ある
- 3ヶ月以上留学する予定
- 自由な留学生活を送りたい
- この後にワーホリする
- 超初心者だけど本気で英語を伸ばしたい
- 短期留学で学習方法だけでも身につけたい
- 新しいものに興味がある
この中でも特に、TOEIC450以上の方、超初心者だけど本気で英語を伸ばしたい方は相反するようで実は共通する部分も多いかなと考えています。
具体的には、(1)勉強方法に迷いがある(2)基礎知識が抜け落ちている場合が多い(3)伸び代がかなりある、といった部分で共通していると考えています。
ぜひ上記に当てはまる部分がございましたら、お気軽にご相談ください。他校との比較解説もいたしますので、ぜひ。

まとめ
以上、Four Wordのご紹介でした。
Four Wordは基本的にエージェント契約を行っていない学校ですので、他のエージェントに聞いてもあまりおすすめされない場合があると思います。
その点、僕は愛着からおすすめしているわけではなく、フラットに業界を見たときにこの学校の良さと残念な部分を正直にご紹介しています。
セブ島留学のことは、ぜひCebu-STANDARDにご相談ください。