セブ島には100校以上の語学学校があるといわれています。
一部は認可を得ていないグレーゾーンの学校だと思いますが、それでも相当な数の学校があります。
その中から最も自分に合った学校を1校だけ選ぶのは至難の技ですよね。
では一体どのように選べばいいのか。
それを今回は徹底的に解説していきます。
目次
マーケティングと学校の質は別物

Googleで検索すればかなり多くの語学学校が出てくると思います。エージェントサイトも数えきれないほどありますし、個人ブログもたくさんあります。
ネットサーフィンをしているとセブ島留学に関する広告を見たりすることも必然的に多くなると思います。
しかし、まずマーケティングと学校の質は別物であるとお伝えしておきます。マーケティングというのは、広告やブログ、ウェブサイトなどです。
有名無実という言葉の通り、有名ではあるものの学校の質はそれほど高くない学校などもあるので注意が必要です。
芸能人とカリキュラムは一切関係ない
マーケティングの一環として、芸能人を招待する学校が散見されます。芸能人が留学することで、その学校の知名度が上がることを期待しているわけです。
確かに有名にはなるかもしれませんが、それとカリキュラムの質は一切関係がありません。
こういう考え方ができます。
- 儲かったお金をマーケティング(芸能人を呼ぶこと)に使う学校
- 儲かったお金をカリキュラム改善や施設修築、講師の教育に使う学校
もちろん有名になるのは前者ですが、カリキュラムの質が高いのは後者であるとは思いませんか?
これは芸能人を頻繁に招待している特定の学校を卑しめているわけではなく、僕も会社を経営する人間として、経営者のお金の使い方のリアルをお伝えしているだけです。
広告費とカリキュラムは一切関係ない
こちらも上記と全く同じです。
売上をどこに投資するかは会社の自由ですし、具体的な分配などは内部の人間にしか分かりません。
ただよく広告を見かけるから良い学校というのはあまりにも乱暴な考え方であり、おすすめできない選び方であるということです。
どのように語学学校は選べばいいのか

どの学校を選んでも
良い思い出ができた。楽しかった。
という人が大半です。
これは極論ですが、仮に英語が伸びなかったとしても、人間は自分の過去の決定をなかなか否定したがらない生き物ですから、満足していると言い聞かせるしかないんです。
その結果、セブ島留学の体験談には、客観的な英語力の向上云々よりも、主観的な感想文が多く載せられています。
なので「正解」はありません。最終的に自分で決めれば後悔のない留学にはなると思います。ただ、エージェントとしてアドバイスできることもいくつかありますので、それをお伝えします。
【A】留学の目的を言語化する

まずは「なぜ」留学するのかを言語化することをおすすめします。
言語化というのは、頭の中で考えるのではなく、言葉、あるいは、文字にすることです。
言語化できない部分というのは、実は自分が考えていない部分であったりします。それが悪いということではなく、自分が考えられていない、なんとなく誤魔化していたことを明確に、自分が分かるようになることが大切だということです。
箇条書きでもいいと思います。
例:
- TOEIC600取るため
- セブ島で外国人の恋人を作るため
- スピーキングを上達させるため
- いろいろな出会いを求めて
- ワーホリで仕事を獲得するため
具体的であればあるほどいいと思います。
あるいは、夢でもいいと思います。
例:
- 将来国際結婚したい
- 字幕なしで映画を観たい
- などなど
これらをまずはノートやメモなどに書いていくことをおすすめします。
【B】相談無料のエージェントに聞く

自分がセブ島留学をする目的が決まったら、カウセリング無料のエージェントにその旨をお伝えください。
Cebu-STANDARDでもそうですが、多くのエージェントがLINEでの無料カウンセリングを実施していると思いますので、信頼できそうなところに相談してみてください。
エージェントは通常、留学を希望する方の目的や実現したいこと、獲得したいスキルを考慮しておすすめの学校をいくつか提示してくれると思います。
その中から、気になる学校についてを深堀して質問してもいいですし、もし気になる学校がなければその旨を伝えてください。
その場合は別の提案を受ける、もしくは別のエージェントに相談することをおすすめします。

【B’】ひたすら自分でググる or SNS

エージェントがどうしてもいやだという場合、ひたすら自分でググることをおすすめします。
今、大体のエージェントがカウンセリング・手数料無料ですので利用しない理由はあまり見当たりませんが、嫌だという方はググるよりほかに手はありません。
もしくは、SNS等で留学経験者の方にDMで聞くなどです。
この場合も、多くの場合その経験者の知り合いのエージェントを紹介されるという流れです。
また、なんとしてもご自身で探して決めるという方はこちらの記事を参考にしてみてください。
[clink url=”https://cebu-standard.com/2020/01/24/how-to-choose/”]もはや詐欺レベルの業界常識3選

語学学校を選ぶ際、料金やコースについても気になると思います。
ということで、ここではもはや詐欺レベルに意味不明なセブ島留学業界の常識3選をご紹介します。
全ての学校やエージェントに当てはまるわけではありませんが、こういったおかしな常識があるので参考までにご紹介しておきます。
授業数が多ければ伸びる神話

理論としてはものすごく簡単です。
やればやるだけ伸びる
という理論です。しかしこれって昭和の体育教師っぽくないですか?
キャッチボールができない人が、1日に1万球投げたところで、150kmのストレートを投げられるようにはなりませんよね。
ほかにも、50m走を7秒で走れない人が、1日に15時間走り続けたところで、7秒で走れるようにはならないですよね。
この例え話に共通していることとして、間違った方法で無理をした結果、怪我をして再起不能になる可能性が高いです。
英語学習も同じです。
そもそも方法が正しくないことを1日に何十時間やっていても、伸びる前に勉強が嫌いになって終わりです。
授業数が多ければ伸びるは、特に初心者を対象とする場合、完全な神話です。
マンツーマンだから伸びるは理論崩壊

マンツーマンだから英語が伸びます!
というのは理論的に崩壊しています。
言語を習得するプロセスで重要なことはインプットですから、マンツーマンをした結果伸びるというのは、そもそも日本語として意味不明です。
まず原因と結果が不明瞭です。多量インプットのサポートをマンツーマンで行うので伸びます!なら分かりますが、マンツーマンだから伸びますは初心者にしか通用しない戯言です。
グループレッスンを推奨するわけではありませんが、マンツーマンで何をするのか明示せずに「マンツーマンだから伸びます」は、そもそも日本語として意味不明です。
長期留学すれば伸びるは嘘

初心者なので長期プランをおすすめされる場合は多いと思いますが、事前学習をしない6ヶ月なら、日本でサポート付きの事前学習を行った上で2ヶ月留学する方が余程効果が期待できます。
もちろん長期であればあるほどエージェントや学校は儲かるわけですが、英語学習の観点から見ると、長期留学で伸びるというのは「やればやるだけ伸びる」と同じ理論です。
大切なことは、何事も基礎をしっかりと学ぶことであって、期間を伸ばすことでも、授業を大量にこなすことでもありません。
ぬかるみに大豪邸を建てようとしても無理なのと同じです。
土台を作らなければ、長期留学は無意味です。
「=セブ島留学をしても無駄」ではない

だからといって、セブ島留学そのものが否定されるかといえば決してそうではありません。
英語を習得する上で必要なプロセスをこなしていけば、セブ島留学は圧倒的にコスパの良い留学となります。
繰り返しになりますが、セブ島留学で語学学校を選ぶ際のポイントをおさらいしておきます。
エージェントを正しく使う
- 留学の目的や獲得したいスキルを言語化
- 無料カウンセリングを使う
- 提案が気に入らなければ別のエージェントに相談
エージェントを正しく使えば、それほど目的と合致しない学校へ留学するハメにはならないと思います。
今、エージェントやカウンセラーがかなり増えていますから、どなたに相談するかにもよりますが、少なくともセカンドオピニオンを求めることは重要だと思います。
誰が言うかではなく何を言うか

教育においては、誰が言うかではなく、何を言うかが重要だと考えています。教育の分野はかなり難しいです。
有名人の言うことが正しいとは限らないし、間違っているとも限りません。
ただ一つ言えることは、英語の留学をするに当たって、英語が出来ない人に留学相談をすることに果たして意味があるのか。ということです。
最終的に決定するのはご自身ですが、英語に詳しい=学校に詳しいとも言い切れないし、セブ島に詳しい=英語に詳しいとも言い切れません。
留学の目的を達成するために必要な情報や手がかりを発信している人に相談するのが最も良いかと思います。
あなたにとってもしそれが私たちであれば、嬉しい限りです。
お問い合わせお待ちしております。
